香港警察が報道陣に公開した、強奪事件で押収した証拠品=31日、香港(共同)
 香港警察が報道陣に公開した、強奪事件で押収した証拠品=31日、香港(共同)

 羽田空港の駐車場で30日未明、1億9千万円を香港へ運んでいたという50代男性が襲われた事件で、一緒にいた30代男性が「業者から買い取った金(ゴールド)を売却して得た現金を、両替のため毎日のように香港に運んでいた」と話していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、現金が運搬される情報を事前に把握した計画的な犯行とみて調べている。

 警視庁や捜査関係者などによると、現金は奪われず、50代男性は現場にいた20代男性と現金を持って香港に出国した。

 香港島で30日午前、日本人2人が現金を奪われたとの通報があった。香港警察は31日、5100万円を奪ったとして、容疑者6人の逮捕を発表。うち1人は被害を申告した20代の男で、犯行グループの一員としている。

 警視庁によると、香港で奪われたのは羽田空港から持ち出した現金の一部とみている。

 東京都台東区で29日夜、約4億2千万円が入ったとされるスーツケースが奪われた事件でも、被害者が「貴金属店から預かった日本円を香港に運んで両替する仕事をしていた」と説明した。