27日未明、韓国・高興から打ち上げられたロケット「ヌリ号」(聯合=共同)
 27日未明、韓国・高興から打ち上げられたロケット「ヌリ号」(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国航空宇宙研究院は27日未明(日本時間同)、国産ロケット「ヌリ号」を、南西部の全羅南道高興にある羅老宇宙センターから打ち上げた。4回目の打ち上げで、初めて夜間に挑戦した。韓国宇宙航空庁は、搭載した衛星が予定の軌道に入り、打ち上げが成功したと発表した。

 オーロラの観測などを目的とした人工衛星をはじめ計13機の衛星を搭載。2023年5月の前回打ち上げ時の計8機から大幅に増えた。民間企業のハンファエアロスペースがロケットを製造した。

 韓国宇宙航空庁などによると、26年に5回目、27年に6回目の打ち上げを目指している。