26日、米首都ワシントン中心部のホワイトハウス近くで警戒に当たる州兵(AP=共同)
 26日、米首都ワシントン中心部のホワイトハウス近くで警戒に当たる州兵(AP=共同)

 【ワシントン共同】米首都ワシントン中心部のホワイトハウス近くで26日午後2時15分(日本時間27日午前4時15分)ごろ、路上を巡回中の州兵2人が銃撃され、重体となった。警察は容疑者1人を拘束した。単独犯とみている。トランプ大統領と妻メラニアさんは南部フロリダ州に滞在しており、事件当時は不在だった。

 CBSテレビは、拘束された容疑者は2021年に米国に来たアフガニスタン国籍の男(29)だと報じた。

 南部ウェストバージニア州のモリシー知事は、銃撃を受けた2人は同州から派遣した州兵だとX(旧ツイッター)で説明。2人について「死亡した」と投稿後「相反する報告がある」として撤回した。情報は錯綜している。

 現場はホワイトハウスから北西約500メートルの交差点周辺。警察によると、近くにいた別の州兵が容疑者を取り押さえた。ホワイトハウスや一帯の道路は閉鎖され、多数の警察官らが駆け付けて騒然となった。

 トランプ氏は交流サイト(SNS)で、容疑者は「重い代償を支払うことになる」と非難した。