自治体主導で赤ちゃんポストなどの設置を目指す大阪府泉佐野市は10日、先行して取り組んでいる熊本市の慈恵病院などを25~27日の3日間で視察すると明らかにした。職員らを派遣し、病院以外に身元を明かさない「内密出産」も含めて運用状況を聞き取る。
泉佐野市によると、慈恵病院の他に児童相談所などの関連施設も訪れる予定。熊本市役所では担当職員と意見交換する。慈恵病院に続いて3月に導入した東京都墨田区の賛育会病院への視察も、12月上旬に計画している。
市は「りんくう総合医療センター」と連携し、赤ちゃんポストや内密出産ができる設備の運用を来年度中に始める方針。自治体主導では全国初としている。























