東播工業高校(加古川市東神吉町神吉)建築科の生徒が、現実空間に仮想の映像を重ねる「複合現実(MR)」と呼ばれる最新技術を使い、国史跡の西条古墳群(同市山手2)を再現した。同市内であったMR体験イベントでは、来場者が専用ゴーグルを着け、目の前に現れた仮想の土器や埴輪(はにわ)などを手に取れるような体験をした。(宮崎真彦)
■測量データ活用し忠実に 体験イベントも開催
同古墳群は、尼塚古墳、行者塚古墳、人塚古墳の3基から構成され、古墳時代中期(5世紀)ごろに造られたと推測。1973年に国史跡の指定を受けた。