イカナゴの漁獲量回復に関する提言に向けて取り組んできた加古川東高校「探究いかなご班」=加古川市加古川町粟津
イカナゴの漁獲量回復に関する提言に向けて取り組んできた加古川東高校「探究いかなご班」=加古川市加古川町粟津

 加古川東高校(加古川市加古川町粟津)の2年生5人が、播磨灘でのイカナゴ漁獲量回復に関して調べた結果を提言としてまとめ、9月6日に県立農林水産技術総合センター(明石市二見町南二見)での研究発表会で披露する。海水の栄養塩濃度上昇に向けたこれまでの取り組みについて同センターや漁業関係者らに尋ね、費用対効果を検証した。専門家らの発表に交じって登壇するとあって、5人は内容の精査に余念がない。(増井哲夫)

 同校の探究活動チーム「探究いかなご班」の扶川智哉さん(17)、阪上友里(ゆうり)さん(17)、長田風花(おさだふうか)さん(17)、井谷紗季子さん(16)、向井利旺(りおう)さん(17)。持続可能な開発目標(SDGs)に関するテーマで「海の豊かさを守ろう」を選んだ。「海がきれいになりすぎてイカナゴの漁獲量が減少している」とのニュースに興味を持ち、調べてみようと考えた。