6月への時期変更が決まった波々伯部神社の例祭。近年は危険な暑さの影響で、本宮に8基ある山車がそろえられない状況が続いていた(2025年8月3日撮影)
6月への時期変更が決まった波々伯部神社の例祭。近年は危険な暑さの影響で、本宮に8基ある山車がそろえられない状況が続いていた(2025年8月3日撮影)

 丹波篠山市の「三大祭り」の一つ、波々伯部(ほうかべ)神社(同市波々伯部)の例祭「祇園祭」について、神社関係者らが、2026年から開催時期を従来の8月から2カ月早め、6月第1週の土日に変更すると決めた。近年の危険な暑さを受けた判断。参加者の安全確保を第一に、「全員が参加できる祭り」の継続を選んだ。全国各地でも同様の動きが広がっている。(秋山亮太)

 同神社の例祭は千年を超える歴史的背景を持ち、古くは8月4、5日に行われていた。参加者確保のため1989年から8月最初の土日に変更され、現在に至る。8基の山車がちょうちん明かりをともす宵宮、穂が実った田んぼを行列が渡御する本宮は、近年では全国から観光客が訪れるほど人気を集めていた。

 だがこの2年、祭りに大きな異変をもたらす要素が出てきた。異常な暑さだ。気象庁のデータによれば、2024年の本宮が行われた8月4日は、丹波地域で最高気温37・3度を記録。25年の8月3日は36・9度だった。