「8月の太陽が水面に照り付け、きらきらと輝いていました」。終戦前年に現豊岡市但東町から満州(中国東北部)に入植し、終戦2日後に集団自決に追い込まれた「高橋村満州開拓団」が行き着いた川は当日、上流の雨で増水していた。入水自決を図り、生き残った同町の山下幸雄さん(92)は今月3日、80年前の体験を近くの介護施設の利用者らに語った。(阿部江利、大高 碧)
「8月の太陽が水面に照り付け、きらきらと輝いていました」。終戦前年に現豊岡市但東町から満州(中国東北部)に入植し、終戦2日後に集団自決に追い込まれた「高橋村満州開拓団」が行き着いた川は当日、上流の雨で増水していた。入水自決を図り、生き残った同町の山下幸雄さん(92)は今月3日、80年前の体験を近くの介護施設の利用者らに語った。(阿部江利、大高 碧)