フィギュアスケートのペアとしてミラノ・コルティナ冬季五輪で木原龍一(木下グループ)と金メダルを獲得した三浦璃来(24)=木下グループ、兵庫県宝塚市出身=が2日、同市役所を訪問し、取材に応じた。金メダリストとして初の帰郷。街で声をかけられ驚いたといい「木原選手と歩いてる時はよくあったが、個人ではなかった。応援してくださっていてありがたいなと思った」と話した。
市内に住む両親には「帰って最初にメダルを見せて、この(競技人生の)20年間を支えてくれてありがとうと話した」と三浦。遠方のリンクへの送迎に加え、カナダに練習拠点を移すなど、金銭的な負担もあったという。「両親のサポートが一番大きかった。面と向かってお礼を言うのは恥ずかしかったけど、言葉を伝えることができてよかった」と照れ笑いした。
昨季制した世界選手権(25~28日・プラハ)はコンディションの回復が困難として欠場する。来季以降については「金メダルを取ることができた余韻に浸っている状態なので、まだ私自身もわからない」と説明した。(船曳陽子)
【一問一答】
三浦璃来の一問一答は次の通り。
-五輪を終えて緊張感はほぐれてきたか。
「シーズン中は食事(管理)やトレーニングをしなければというメンタルで過ごしている。宝塚に帰ると気が抜けてしまうので、シーズン中は帰らない方がいいのかなと思ったりします」
-4年前の北京五輪後にも宝塚市役所へ。
「4年前にはメダル争いに食い込みたいという話をした。今回は(ショートプログラムで)失敗もあったが、(心が)折れずに、やってきたことを信じてフリーに挑むことができた。日々の積み重ねに感謝だと思った」
-地元に戻ってきたと実感するのは。
「宝塚駅がものすごく好きで、到着した翌日に1人で買い物に行った。(商業施設)ソリオ(宝塚)の辺りなどめちゃめちゃ変わっていて、ずっと散策をしていた」
-宝塚小、御殿山中時代の思い出は。
「修学旅行が楽しかったなとか、思い出はたくさんある。仲が良かった友人と、帰ってきて会うのが楽しみ」
-宝塚には歌劇や手塚治虫記念館がある。
「宝塚歌劇はフィギュアスケートと演技で重なる部分があるので、見にいってみたいと思っている。小学校の頃にみんなで行く機会があったが試合に重なって行けず、すごく心残りだった。シーズンオフに行けるなら行きたい」
-競技人口の少ないペアでの苦労は。
「国内に指導者がいないので(練習環境を求めて)海外に行かなければならない。私は中学1年からペアに転向し、英語も何もわからないままカナダに行ったのがつらかった。コーチやたくさんの方に支えられたことが、今につながっている」
-ペアの振興のために取り組みたいことは。
「木原選手とともに指導者になるという目標がある。最初は生徒もいないと思うので、私たち自身が出向いてトライアウトをしたい。(国内に指導者がいない)課題をまずなくしたい」
-4年後について。
「現状では、4年後の姿は断言できない。五輪が終わって実家に帰って、コーチとも木原選手とも詳しい話し合いができていない。金メダルを取ることができて余韻に浸っている状態なので、まだわからない」























