神戸唯一の通年型アイススケートリンク「Sysmex Kobe Ice Campus(シスメックス・コウベアイスキャンパス)」(同市中央区脇浜海岸通2)が20日開業し、セレモニーが開かれた。フィギュアスケート女子の五輪メダリストで同市灘区出身の坂本花織選手らが演技を披露し、待望のオープンを祝った。地元選手の練習拠点となるほか、7月12日から一般営業も始まる。
県スケート連盟と県アイスホッケー連盟、医療用検査機器・試薬大手のシスメックス(同市中央区)が出資する一般社団法人「神戸スケート」が運営する。
同リンクであったセレモニーには久元喜造神戸市長ら関係者約100人が出席。シスメックスの家次恒会長はあいさつで、2017年に同社所属の坂本選手と同市須磨区出身の三原舞依選手から手紙をもらい、通年型リンクの必要性を知ったと明かし、「神戸から次の五輪メダリストを育てたい」とサポートを誓った。
テープカットに続き、同社所属のフィギュア選手によるアイスショー、アイスホッケーのプロチーム「スターズ神戸」のアトラクションが行われた。(船曳陽子)