男子ハンマー投げは、昨年2位の清水(社)が、約2週間前の県総体に続く60メートル台で頂点に立った。「安定して60メートルを超えているのは自信になる」とうなずいた。
1投目は普段なら「自分が気持ちのいい投げ」を意識するはずが、全国総体出場が懸かる緊張から「動きが小さくなった」。それでも記録を残せたことで、2投目は「気分が楽になり、いつもの動きができた」と最長の61メートル63をマークした。
その後、飛距離狙いで力み、記録を伸ばせなかったことは反省材料。全国総体まで、あと1カ月余り。「基礎から見直して、投げの再現性を高めたい」と気を引き締めていた。(伊丹昭史)