空き家・空き地の増加により、街が空洞化する「都市のスポンジ化」が社会問題になっている。少子高齢化や人口減少の進行で、所有者の死後に相続放棄されたり、商店主の引退後に利用されなかったりする物件が増えているという。神戸市は、こうした状況を放置すれば街の活力が失われかねないとして、特命チームを設置。空き家・空き地解消の「切り札」とされる制度を積極的に活用している。
■住宅街を虫食いのように…
小さな敷地単位の空き家・空き地が、住宅街で虫食いのようにまばらに増えていく。
次第に、スポンジに似た密度の低い地域になっていく。
人口が減少しているにもかかわらず、街の規模が変わらないために起きる現象という。
1947~49年生まれの団塊の世代が、親世代から相続する時期を迎え始める2010年代ごろから、国土交通省などによって問題視され始めた。
スポンジ化が進行すれば地域の活気が失われ、治安、景観の悪化や行政サービスの非効率化、地域経済の停滞につながりかねない。
路線バスの廃止や、スーパーの撤退が各地で起きている。
■30年前の2・6倍に増加
























