兵庫県庁の庁舎=神戸市中央区下山手通5
兵庫県庁の庁舎=神戸市中央区下山手通5

 職員の組織や仕事などへの期待度、満足度を把握するために兵庫県が実施した「エンゲージメント調査」で、全64項目のうち「首長に対する信頼」が最も低く、組織の弱みと指摘されていたことが、関係者への取材で分かった。斎藤元彦知事は「職員とのコミュニケーション、傾聴が風通しの良い職場づくりには大切」と繰り返してきたが、浸透が進んでいない実態が浮き彫りになった。

 県は職員が高いモチベーションで働ける環境を整え、県民サービスの向上につなげるため、調査会社に委託し、2024年11月から半年ごとに同調査を実施している。年間(2回)の委託料は約5600万円。

 3回目の今回は、25年11月7~19日に行った。対象は、県立学校の教師や県立病院の技術職(医師・看護師など)を除く全職員で、87・7%に当たる6352人から回答を得た。モチベーションに関する計64項目に対し、「期待度」と「満足度」を5段階で尋ねた。

 64項目のうち、期待度と満足度の差し引きなどから抽出した「強み」と「弱み」では、強みが上から順に、直属上司のオープンでフランクな姿勢▽部下の意見の傾聴姿勢▽部下への支援行動。弱みとされたのは順に、首長に対する信頼▽財政状態の健全性▽業務環境の充実度、適切な採用・配置-だった。