兵庫県庁の庁舎=神戸市中央区下山手通5
兵庫県庁の庁舎=神戸市中央区下山手通5

 3月末で任期満了を迎える兵庫県の服部洋平副知事(63)が今期限りで退任する意向を固めたことが17日、関係者への取材で分かった。片山安孝元副知事が任期途中で退任した後、副知事は服部氏の1人体制が続いていたが、斎藤元彦知事は守本豊企画部長(56)と守本真一農林水産部長(59)の2人を後任に起用する方針で、25日の県議会定例会最終日に人事案件として追加提出する。

 同意が得られれば両氏とも4月1日付で就任し、任期は4年間。

 守本豊氏は養父市出身。成蹊大法学部を卒業後、1992年4月に県に入庁した。ビジョン課長兼地域創生課参事やビジョン局長、新県政推進次長兼総合企画局長などを経て、2023年4月から現職。

 守本真一氏は神戸市出身で、愛媛大農学部を卒業し、1989年4月に入庁。農業経営課長、豊岡農林水産振興事務所長、北播磨県民局長などを歴任し、2024年から農林水産部長を務めている。

 服部副知事は大阪大工学部を卒業後、兵庫県に入り、県土企画局長や県土整備部長などを務め、22年4月、生え抜きの技術職としては1976年以来となる副知事に就任した。一方、2024年7月、県の告発文書問題を巡って「県政の停滞を招いた責任を取る」として、当時の片山副知事が辞職。以降は服部氏の副知事1人体制が続き、24年11月の知事選期間中は職務代理者として県政のかじ取りを担うなど負担増がたびたび取り沙汰されていた。

 また、関係者によると、藤原俊平教育長(63)が任期途中の3月末で退任し、若者・Z世代応援等調整担当理事の木村晶子氏(60)が後任に起用される方針も決まったという。副知事と同じ25日に人事案が議会に提出される予定。同意されれば、女性の県教育長の登用は初となる。

 木村氏は明石市出身。奈良女子大家政学部を卒業し、1988年4月に入庁した。経営商業課長や女性青少年局長、新県政推進次長兼県民生活部次長、阪神南県民センター長、県民生活部長などを歴任し、2025年4月から理事を務めている。(岡西篤志、井上太郎)