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 53人が争った兵庫県内の12小選挙区は、自民党が11議席、日本維新の会が1議席の獲得を確実にし、連立与党の勢力が完勝した。立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」は9人を擁立したが、公示前に立民、公明の前職が持っていた小選挙区の4議席を失い、大きく後退した。

 昨年10月の連立政権の枠組み変更が、兵庫の選挙戦にも大きく影響した。

 自民は小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来となる11選挙区に前職と元職、新人を擁立し、高市政権に対する高い支持率を追い風に、無党派層の支持も獲得した。兵庫1区では、前回比例復活当選を逃した元職が議席を奪還し、30年ぶりに候補を擁立した8区も制した。自民が小選挙区で11議席を得るのは、現行の選挙制度下では初めて。

 中道は支持が広がりを欠き、前回まで立民候補が2回連続で勝利した1区と前回初めて奪取した6区、公明が強固な地盤を築いてきた2、8区の議席を明け渡した。2、8区から比例近畿に回った公明出身の前職2人は当選を決めた。

 維新は10選挙区に擁立し、自民が唯一公認候補を立てず、事実上、与党の選挙協力の象徴区となった2区で前職が勝利。6、7、12区の前職と11区の元職は比例復活当選が決まった。

 国民民主党は3、11区で敗れた。全12選挙区に立てた共産党と、8区に挑んだれいわ新選組も及ばなかった。6選挙区に立てた参政党は小選挙区で勝てなかったが、6区の新人が比例復活当選を確実にした。

 県内小選挙区の投票率は55・85%で、前回2024年(53・67%)を2・18ポイント上回った。(岡西篤志)

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