高校球児の聖地が平和への祈りに包まれる日がある。終戦の日の8月15日。全国高校野球選手権が行われている阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)では、毎年正午に試合が止まる。グラウンドで選手、審判が、スタンドでは観客が、目を閉じてともに黙とうをささげる。静寂の中でサイレンだけが鳴り響く時間は、60年以上粛々と引き継がれてきた。
高校球児の聖地が平和への祈りに包まれる日がある。終戦の日の8月15日。全国高校野球選手権が行われている阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)では、毎年正午に試合が止まる。グラウンドで選手、審判が、スタンドでは観客が、目を閉じてともに黙とうをささげる。静寂の中でサイレンだけが鳴り響く時間は、60年以上粛々と引き継がれてきた。