兵庫県の斎藤元彦知事らに対する告発文書問題を調べた県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務めた丸尾牧県議が28日、X(旧ツイッター)で自身に関する虚偽や名誉毀損の投稿をされたとして、東京地裁に申し立てたアカウントの開示請求のうち5件が認められたと発表した。
丸尾県議によると、地裁の決定は18日付。昨年11月の知事選後、「デマ拡散による知事失脚の主犯格」「丸尾まきの犯罪行為 スキーウェアおねだり捏造」などと投稿していた3アカウントの開示が認められたという。
今後、発信者のメールアドレス、電話番号、IPアドレスが開示される予定で、プロバイダー側にもIPアドレスにひも付いた住所と名前の開示を求める。丸尾県議はまずは謝罪を求めた上で、対応しない場合や悪質な場合は名誉毀損での提訴を検討するとしており、「デマや誹謗中傷をされた側が名誉回復する仕組みづくりが必要だ」と話した。
丸尾県議はこれまでに動画も含めて約70件の開示、削除請求をしており、25件が自主的に削除しているという。(前川茂之)