「コンゴを取り巻く状況の深刻さを知ってもらいたい」と語るムゼンボ教授=明石市北王子町、兵庫県立大地域ケア開発研究所
「コンゴを取り巻く状況の深刻さを知ってもらいたい」と語るムゼンボ教授=明石市北王子町、兵庫県立大地域ケア開発研究所

 発熱や発疹などの症状が出る「エムポックス(サル痘)」の流行が、アフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)を中心に続いている。同疾患について、世界保健機関(WHO)が2度目の緊急事態を宣言してから間もなく1年。同国出身の医師で、今年4~5月にWHOのチームの一員として母国で活動した兵庫県立大地域ケア開発研究所(明石市)のムゼンボ・バシルア・アンドレ教授(52)に聞いた。(広畑千春)