通常国会が閉会し、来月には参院選が迫る。国会では、少数与党の石破茂政権が、2025年度予算や法案の成立のために野党と協議する場面が目立った。その中で注目された消費税減税、防災庁、選択的夫婦別姓制度の議論について、兵庫県関連の各党国会議員に聞いた。(末永陽子、名倉あかり)
■国民・向山氏 制度変更の影響考慮を
■維新・片山氏 通称の拡大で子に配慮
■立民・桜井氏 女性の社会進出に直結
■公明・伊藤氏 国民的議論深めるべき
■自民 党内意見の集約を断念
選択的夫婦別姓制度の導入を巡る法案が、1997年以来28年ぶりに衆議院で審議入りした。導入を目指す立憲民主党と国民民主党の各法案、旧姓の通称使用を法制化する日本維新の会の法案が提出されたが、自民党の党内意見集約の断念などで採決は持ち越された。