神戸新聞で連載した創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の兵庫編3部作最終シリーズ「マルの怪盗Xを追え!」(文・早見和真、絵・かのうかりん)の絵本の販売が30日、兵庫県、大阪府の主要書店で始まった。
同シリーズは2022年4月から25年2月まで神戸新聞に掲載。第1シリーズ「マルのはじまりの鐘」、第2シリーズ「マルの真夏のプレゼント」の絵本は計1万冊以上を販売するヒット商品になっている。
第3シリーズは、マルが突然身に覚えのない宝石ドロボウの容疑者として指名手配され、警察ネコに追われながら兵庫県を旅するストーリー。県内各地でさまざまな出会いを重ねながら、1月17日に現れる「光のトンネル」の謎を解いていく。容疑も晴れ、仲間に別れを告げたマルは、野島断層に向かい、ひび割れたトンネルに入ると、次の旅先・広島県にワープするのだった。
京阪神エルマガジン社発行。A4判80ページ。税込み2500円。(藤原 学)