国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授(本人提供)
国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授(本人提供)

 昨年11月の兵庫県知事選は、真偽不明の情報が拡散されるなど交流サイト(SNS)が大きな影響を与えた。選挙後もSNSでは誹謗中傷が続くなど、県民の間にはしこりが残る。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(東京都)の山口真一准教授(38)=社会情報学=は「選挙後は皆で議論し、良い社会を目指すべき。意見の発信を萎縮させる誹謗中傷の頻発は、民主主義の危機的状況だ」と警鐘を鳴らす。

(聞き手・田中宏樹)

 -昨年の県知事選ではSNSで多くの情報が発信、拡散された。