タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(宝塚市武庫川町)で18日、第113期生の入学式があった。憧れのグレーの制服に身を包んだ新入生40人が、夢への一歩を踏み出した。
第113期生は倍率11・75倍の難関を突破して合格し、兵庫県の出身者も10人いる。2年後のデビューを目指し、声楽やダンス、演劇の練習に励む。
式では、宝塚歌劇団の元星組組長で専科の万里柚美(まりゆずみ)さんが祝辞を述べ、音楽学校の先輩にあたる本科生、小寺環菜さんも「私たちと手を取り合いかけがえのない学校生活を築いてまいりましょう」と呼びかけた。
答辞では、新入生総代で栃木県出身の佐藤桜耶さんが「清く、正しく、美しくの教えの下、お互いを思いやり切磋琢磨しながら立派な舞台人になるよう限りない芸の道に精進する」と誓い、全員で校歌などを歌った。(池田大介)