大阪・関西万博のレイガーデンでバレエを披露する針山愛美さん(上)=13日午後、大阪市此花区の夢洲(撮影・鈴木雅之)
大阪・関西万博のレイガーデンでバレエを披露する針山愛美さん(上)=13日午後、大阪市此花区の夢洲(撮影・鈴木雅之)

 13日に開幕し、大勢の人でにぎわった大阪・関西万博。初日夜には、淡路島のバレエ団「アワジワールドバレエ」の公演があった。淡路市在住の世界的バレエダンサー針山愛美(えみ)さん(47)が、自身の手がけたオリジナル作「鶴の恩返し」で主演を務めた。ロシアの侵攻によって淡路島に来たウクライナ人ダンサーらが脇を固め、国境を超えた相互理解や平和への願いを込めて踊った。(那谷享平)

■和の要素を取り入れたオリジナル作「鶴の恩返し」

 針山さんは10代で旧ソ連に渡って以降、同国やドイツ、アメリカを中心に活躍し、数々の賞を受賞してきた。新型コロナウイルス禍を機に2020年、淡路市に拠点を移し、その後、発足したバレエ団で総合監督を任されている。