「放射線装置の進化で、治療と仕事を両立させることが可能になった」と語る馬屋原博医師=神戸市中央区港島中町8、神戸低侵襲がん医療センター
「放射線装置の進化で、治療と仕事を両立させることが可能になった」と語る馬屋原博医師=神戸市中央区港島中町8、神戸低侵襲がん医療センター

 近年、男性のがん患者で最も多くなっている「前立腺がん」。早期治療で完治しやすいとされるが、俳優で歌手の西郷輝彦さんが患い、手術を受けたものの再発して2022年に75歳で亡くなったのが記憶に刻まれる。ただ、治療法は進歩しており、ロボット技術を用いて放射線をピンポイントで照射するような方法も出てきている。(千葉翔大)