「ともに長生きした両親は、被爆体験の伝承を私に託したと思う」と語る柳生研太郎さん=芦屋市内(撮影・斎藤雅志)
「ともに長生きした両親は、被爆体験の伝承を私に託したと思う」と語る柳生研太郎さん=芦屋市内(撮影・斎藤雅志)

 3歳の時に広島で被爆した柳生研太郎さん(82)=芦屋市=は2011年、絵本「青い空」を自費出版した。収録しているのは、自身の被爆体験に加え、父母の話や手記をベースに描いた絵画。これらは紙芝居に仕立てて上演を続けている。一枚一枚に込めたのは、被爆した家族全員の記憶を語り継ぎたいという強い信念だ。