神戸で避難生活を送るリリヤ・ハレビッチさん(右)。この春から日本語を本格的に学ぶことを決めた=神戸市長田区
神戸で避難生活を送るリリヤ・ハレビッチさん(右)。この春から日本語を本格的に学ぶことを決めた=神戸市長田区

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まって24日で丸3年。母国を離れたウクライナ避難民の、先の見えない異国暮らしも長期化している。ウクライナ西部のリビウ市から神戸に逃れてきたリリヤ・ハレビッチさん(50)は「終戦しても、復興には時間がかかる。すぐには帰れない」。菓子工場で働きながら、この春から本格的に日本語を学ぼうと決めた。

 リリヤさんは振付師の仕事で日本に住んでいた娘を頼り、ロシアの侵攻開始から4カ月後の2022年6月、神戸に避難した。