太平洋戦争末期、今の兵庫県豊岡市但東町から旧満州(中国東北部)に入植し、旧ソ連の侵攻を受けて終戦2日後に集団自決に追い込まれた「高橋村満州開拓団」について、戦後生まれの2世世代が、当事者の記憶を語り継いでいる。生き延びた人が少なくなる中、遺族会会長を務める山下幸雄さん(91)の長男文生(ふみき)さん(64)は10年近く、父とともに「平和の尊さを忘れないで」と若い人たちに訴えている。(阿部江利)
太平洋戦争末期、今の兵庫県豊岡市但東町から旧満州(中国東北部)に入植し、旧ソ連の侵攻を受けて終戦2日後に集団自決に追い込まれた「高橋村満州開拓団」について、戦後生まれの2世世代が、当事者の記憶を語り継いでいる。生き延びた人が少なくなる中、遺族会会長を務める山下幸雄さん(91)の長男文生(ふみき)さん(64)は10年近く、父とともに「平和の尊さを忘れないで」と若い人たちに訴えている。(阿部江利)