兵庫県庁3号館
兵庫県庁3号館

 兵庫県教育委員会は20日、姫路南、網干、家島高校を統合して2025年度に新設する高校の名称について、当初予定していた「姫路海城高」から「姫路海稜高」に変更する案を明らかにした。

 姫路海城高の仮称は昨年12月に県教委が発表したが、「海城高等学校」などの名称で商標権を取得している東京の私立海城中・高から今年8月に指摘があり、校名を再検討していた。

 県教委によると、新案の「海」は、統合する3校の校歌に播磨灘をイメージした歌詞があることにちなむ。「稜」は、姫路城を支える石垣の稜線などから着想を得た。統合3校の特色が稜線のように結び付いてほしい-との思いも込めたという。

 新校名は、同じく25年度に統合再編する高校5校の正式名称とともに、12月の県議会定例会に提案する予定。(鈴木雅之)