秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公・マルが17日、神戸水上署(神戸市中央区)の一日署長を務めた。清原克三署長から委嘱状を受け取ったマルは発隊式に参加した。
同署管内で発生した交通死亡事故の件数が前年は0件だったが、今年はすでに2件発生している。兵庫県警本部との連携を強めた上で「猫の手も借りたい」とマルに署長の依頼をした。
発隊式では左耳に制帽をかぶり、たすきをつけたマル署長が勇ましく登場。清原署長から激励文が読み上げられると短い手で敬礼をした。部隊点検の後「事故に気をつけて頑張ってください」と隊員を見送った。
マル署長は、21日午後1時から神戸ポートタワー南側広場(同市中央区)で開催予定の交通事故防止・防犯キャンペーンにも登場する。県警とのコラボステッカーの配布もある。(大高 碧)