車両の通行を制限しているサンキタ通り。週末には大勢の人出でにぎわう=神戸市中央区北長狭通1
車両の通行を制限しているサンキタ通り。週末には大勢の人出でにぎわう=神戸市中央区北長狭通1

 神戸・三宮の再整備に伴い、歩行者中心の空間として生まれ変わった阪急神戸三宮駅北側の「サンキタ通り」(約300メートル)。荷さばき車両以外の通行は禁止となったが、誤進入する車が後を絶たないという。神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」には、交通反則切符(青切符)を交付されたドライバーから「標識が分かりにくい」との声も。現状を取材した。(森下陽介、大高 碧)

 投稿者の男性は3月中旬、兵庫県外から神戸を訪れ、三宮のステーキ店に向かっていた。カーナビに誘導されてサンキタ通りに入ったところ、警察官に呼び止められ、青切符を交付された。同じ時間帯に地元ナンバーの車も相次いで摘発されていたといい、「(交通違反摘発の)効率の良い『狩り場』との印象を受けた」と話す。

 2021年にリニューアルされたサンキタ通りは、歩道、車道ともに同じ石畳が敷かれ、多くの若者らが行き交う。拡幅された歩道にはオープンカフェが並び、ゆったりとした雰囲気を醸し出している。