能登半島地震を受け、関西電力送配電は4日、神戸本部(神戸市中央区)から停電地域での復旧支援にあたる応援人員18人を被災地に向けて派遣した。一般家庭200~300軒分の電力を供給できる高圧発電機車などに分乗し、石川県などで応急の電力供給や電柱・電線の復旧作業などに携わる見通し。
この日、同本部の神戸と尼崎の各事業所から、高所作業車3台、高圧発電機車、現地拠点となるサポートカー、工事車両各2台の計9台が被災地に向かった。
神戸配電営業所の弓張雄一保全係長(47)は「余震も続いている。安全を最優先に、少しでも早く停電解消に向け協力したい」と話した。8日ごろまでの派遣を想定している。
2日付で関西電力と関西電力送配電が支援総本部を設置。北陸電力送配電の要請を受け、関西電力送配電の社員らが同日から順次、被災地に入っている。4日時点の派遣人員は協力会社を含め計114人。(横田良平)