台湾時代の家が台北市の「歴史建築」に登録されたことを喜ぶ(左から)伊東進さん、容子さん、優里さん、香保さん=明石市内
台湾時代の家が台北市の「歴史建築」に登録されたことを喜ぶ(左から)伊東進さん、容子さん、優里さん、香保さん=明石市内

 台湾で日本統治時代(1895~1945年)に建てられた古民家の保存・活用が進んでいる。伊東進さん(81)=兵庫県明石市=の祖父が建て、伊東さんが47年に日本本土に引き揚げるまで過ごした台北市内の旧宅も今春、同市の「歴史建築」に登録され、保存されることになった。都心部にあるため開発される懸念があっただけに「つぶされないことが決まりうれしい」と喜ぶ。(松本寿美子)