竹器作りに精を出す植田一彦さん(2006年ごろ撮影、三田市提供)
竹器作りに精を出す植田一彦さん(2006年ごろ撮影、三田市提供)

 2025年夏、県の伝統的工芸品に三田青磁が指定された。地元でも改めて存在が注目を集めたが、一方、三田青磁に先立ち、1997年に同じく指定を受けた鈴鹿竹器は、唯一の伝承者だった植田一彦(竹仁斎)さんが、2023年に86歳で亡くなり、事実上途絶えた状態にある。生活の中に息づいてきた工芸品だが、長く守り続ける難しさが課題となっている。(黒田耕司)