「フラワータウンセンター」バス停を発着する神姫バス。今後は神戸、大阪に加え、京都行きも運行される=三田市武庫が丘7
「フラワータウンセンター」バス停を発着する神姫バス。今後は神戸、大阪に加え、京都行きも運行される=三田市武庫が丘7

 神姫バス(姫路市)は10月14日から、三田市のニュータウン地区と京都駅を結ぶ高速バスの新路線の運行を始める。13日で大阪・関西万博が閉幕するため、新たな需要を喚起しようと設定。まずは1日1往復だが、同社は「京都観光だけでなく、東京方面への新幹線との乗り継ぎも便利になる」とPRしている。(山本 晃)

 毎日運行し、三田からの便は「ゆりのき台4丁目」を午前8時7分発。ウッディタウン・フラワータウン地区の主要停留所に止まり、新名神高速道路経由で京都駅(八条口)に同9時40分に着く。復路は京都駅を午後6時10分に出発する。

 京都駅までの運賃はウッディタウン地区から1650円。フラワータウン地区からは1600円。ニュータウンからは既に新大阪駅へ向かうバスがあるが、一部の直通便を除き、梅田(ハービス大阪)を経由してから向かうルートとなっており、京都直通便を使うことで所要時間の短縮が見込めるという。

 この路線とは別に、インバウンド(訪日客)を見込み、京都駅と神戸三田プレミアム・アウトレットを結ぶ路線も新たに1往復運行する。

 神姫バスはこれまでニュータウン地区から、神戸(三宮)、大阪へ向かうバスを多く運行してきたが、今回京都行きが加わることで、京阪神3都市全てへアクセスが可能になる。3都市とつながるのは、同社では「他に例がない」という。

 同社お客様センターTEL079・223・1254