明け方の森の中、うっすら雪が積もった倒木の上に現れたキツネ(中田一真さん撮影)
明け方の森の中、うっすら雪が積もった倒木の上に現れたキツネ(中田一真さん撮影)

 一眼レフカメラとセンサーをつなぐ自動撮影を駆使し、三田市の公園に生息する生き物を15年にわたって撮り続けている男性がいる。会社勤めの傍ら、自然写真家として活動する中田一真さん(58)。徹底した「待ち」から生まれる作品群は、街の周囲にも多様な命が息づくことを教えてくれる。(小林良多)