暑い季節のお風呂介助は、入れる側にはつらい作業だと思います。私は寝ているだけですが、2人がかりで抱きあげたり、洗ったり、着替えさせたり、自分の汗など拭くこともできません。私はスッキリと生き返るけど…。その時、玄関からベランダへ吹き抜けていく海風。「ふぅー、気持ちええねぇ」と介助さんが笑う。私は「ありがとう」の代わりに、壁をドン!とたたきます。