刀を見つめる藤田友治郎(藤田家提供)
刀を見つめる藤田友治郎(藤田家提供)

 1939(昭和14)年8月、三浦一藤(いっとう)はノモンハンで命を落とした。しばらく後、三木市内のとある工房で、夜ごと、甲高い金属音が響き始めた。