三浦一藤が眠る墓。横には父・藤田友治郎の墓がある=三木市福井3
三浦一藤が眠る墓。横には父・藤田友治郎の墓がある=三木市福井3

 1938(昭和13)年3月、三浦一藤(いっとう)は、日本が当時実質的に支配していた満州国の西北にあるハイラルの守備隊に入った。ソ連に対する最前線で、青年は軍隊生活を送ることになった。