母屋の2階北側にある浴室(右)。その奥に使用人棟へと通じる扉がある=萌黄の館
母屋の2階北側にある浴室(右)。その奥に使用人棟へと通じる扉がある=萌黄の館

 1903(明治36)年、米国総領事ハンター・シャープの邸宅として建てられた国の重要文化財「萌黄(もえぎ)の館」(中央区北野町3)。公私を分ける欧米人らしく、1階が客をもてなすフロア、2階がプライベート空間と明確に区別されている。