県警のマスコットキャラクター「こうへいくん」と神戸新聞で連載されていた童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公「マル」がコラボしたグッズが完成した。春の全国交通安全運動(6~15日)に合わせた神戸水上署の取り組みで、マルは期間中、署の広報アンバサダーも務める。
グッズは、反射材になっているキーホルダーと2種類のクリアファイル。警察官の制服を着たマルがパトカーやこうへいくんと一緒に描かれている。
署は、キャンペーンでグッズを配布したりマルに登場してもらったりする予定。子どもや家族連れを中心に、交通安全に関心を持ってもらう狙いがあるという。
署の管内では、今年2月末までに27件の人身事故が発生している。前年同期比で4件減っているものの、神戸・ポートアイランドなど幅員が広く見晴らしの良い道路での速度超過や脇見運転による追突事故が目立つという。
繁中厚男交通課長は「猫の手も借りたい状況なので、マルと一緒に事故を一件でも防げるよう取り組みたい」と力を込めた。(村上貴浩)