神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の読み聞かせ会が23日、特別養護老人ホーム山手さくら苑(中央区下山手通7)であり、地域の子どもたちが物語の世界を楽しんだ。参加者には絵本のプレゼントもあった。
神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ」の地域イベント「すきっぷサロン」(和田興産協賛)を兼ねて開催した。兵庫編第2シリーズ「マルの真夏のプレゼント」のダイジェストを、スライド映像とともに朗読。同ホームの子ども食堂に参加した幼稚園児から中学生までの25人が、デブ猫マルと小学生ケンタとの友情の物語に耳を傾けた。
絵本のプレゼントは、子どもたちに本を読む力を付けてほしいと、神戸イーストライオンズクラブが地域貢献事業の一環として企画。サンタクロースに扮(ふん)した同クラブの小林康弘会長が兵庫編第1シリーズ「マルのはじまりの鐘」を手渡した。会場にはマルも登場し、子どもたちは大喜びで一緒に写真に納まっていた。(武藤邦生)