使わなくなった車いすを修理・点検して海外などへ贈る科学技術高校(中央区脇浜町1)の「空飛ぶ車いす研究会」は、寄贈台数が通算3千台に達した。同高の創立以来20年間、ボランティアとして続けてきた取り組み。生徒らは節目の車いすを送り出して祝った。(大高 碧)
「空飛ぶ車いす」活動は、故障や子どもの成長などで使わなくなった車いすを再生。購入するのが難しい世界各地の人々に贈る。
ものづくりを学ぶ同高も活動に賛同し、同研究会が2004年から部活動として取り組んできた。現在の部員数は11人。部員以外にも同高機械工学科の生徒らが授業の一環として参加している。