JR東加古川駅ー加古川駅間の踏切事故で快速電車に接触したとみられる車=20日午後4時15分、加古川市平岡町新在家
JR東加古川駅ー加古川駅間の踏切事故で快速電車に接触したとみられる車=20日午後4時15分、加古川市平岡町新在家

 20日午後2時45分ごろ、加古川市平岡町新在家のJR神戸線東加古川-加古川間の踏切で、野洲発網干行きの快速電車が、進入してきた乗用車と接触した。車を運転していた70歳くらいの男性が病院へ搬送された。けがの程度は不明。乗客約300人にけがはなかった。

 JR西日本や加古川署によると、車は遮断機の下りた踏切に進入。快速電車の運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。

 加古川市消防本部東消防署によると、車は西約40メートルに飛ばされていた。現場近くに住む60代男性は「ドーンという衝撃音がした」と話した。

 事故の影響で、快速電車は約4時間半にわたって運転を取りやめ、土山-姫路間の上下線で計61本が運休するなど、約2万6千人に影響した。