世界に一つだけの絵本を自分の手で-。姫路市西二階町の出版社、金木犀舎(きんもくせいしゃ)が、絵本制作を体験できる教室を開いている。プロの絵本作家やシナリオライターの講義を受けられ、絵や物語を体系的に学べるのが売り。8月には受講生による作品展が初めて開かれ、個性豊かなオリジナルの絵本が会場に並んだ。(辰巳直之)
■対象は中学生以上、絵画未経験者が始めるケースも
金木犀舎は2016年創業で、地域色のある絵本や児童書、芸術書などを出版する。絵本教室は、同社代表の浦谷さおりさん(52)が絵本の手作りを通じてその魅力を知ってもらおうと昨年11月に開講した。対象は中学生以上で、絵画の未経験者が趣味で始めるケースもあるという。現在は、6カ月間の「はじめの一歩コース」をはじめ、物語や絵を個別に学べる計4コースを設けている。