姫路商業高校(姫路市井ノ口)の生徒が、企業の経営課題の解決策を提案する授業の一環で、オリジナルおにぎり「サバ混ぜ込みお結び」(1個301円)を開発した。9月から、スーパーの「ボンマルシェ」全店で販売される。
地元企業が協力し、新規事業や商品開発などの課題解決策を考える3年生の課題解決型学習(PBL)で、おにぎり開発には6チーム24人が取り組んだ。
授業ではまず4月に、ボンマルシェを展開する銀ビルストアー(同市南町)の担当者から「手作りで大量に生産でき、安全、安心で、地域を元気にするおにぎり」の開発を依頼された。
生徒らは週3時間の授業で意見を出し合い、味、コスト、見た目などの観点から、ピビンパやメンチカツ、あんこやきなこを具材にしたおにぎりを提案。チームごとに試作品やPR動画を撮影した。それらを銀ビルストアー社員が審査して、7月中旬に「サバ混ぜ込みお結び」に決定した。
焼きサバと梅干し、大葉、ゴマを混ぜ込み、うまみと爽やかさが楽しめる一品で、羽渕優佳さん(18)は「思っていたよりおいしく出来上がった。彩りもよく、食べやすいので多くの人に食べてほしい」と期待している。(後藤亮平)