マウンド上で言葉を交わす桒原捕手(左)と森投手=甲子園球場(撮影・風斗雅博)
マウンド上で言葉を交わす桒原捕手(左)と森投手=甲子園球場(撮影・風斗雅博)

 鮮やかな逆転勝利で8強入りが決まると、大応援団は喜びを爆発させた。17日に行われた全国高校野球選手権大会(西宮市・甲子園球場)3回戦。東洋大姫路(姫路市書写)は西日本短大付(福岡)に3-2で競り勝ち、アルプスで見守った家族らは笑顔をはじけさせた。(成 将希)

■高校入学前「甲子園でバッテリー」と絵馬に

 先発を任されたのは、姫路市立広畑中学校出身の3年森皐葵(こうき)投手。試合直前に登板を知らされた右腕は、小学生の頃から幼なじみの桒原(くわばら)大礼(おおら)捕手とバッテリーを組み、今大会初のマウンドに上がった。