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 21日に県教育委員会が発表した県立高校再編の実施計画で、西宮北高(西宮市苦楽園二番町)と西宮甲山高(同市鷲林寺)を統合して2025年春に開校する学校名(仮称)が「西宮苦楽園高校」となった。デジタル技術の習得や幼小中との連携、国際交流による英語力育成を学びの特色に掲げ、議論に携わってきた両校の校長は「これまで築いてきた特色をしっかり生かせる」と語った。(山岸洋介)

 新校は通学の利便性が比較的高い西宮北高の校舎や施設を使用する。普通科を設置し、うち1学級は文理探究科(40人)として推薦入学で生徒を募る。

 昨年8~11月に4回開かれた検討委員会に発足時から参加してきた西宮北高の宮本美枝子校長は「時代に即した人材を育める」と評価。海外提携校との語学研修や海外留学といった国際交流、プログラミングや人工知能(AI)などデジタル技術の教育に期待する。