船の燃料を重油以外に置き換える動きが、世界的に加速している。海運の温室効果ガス排出量を2050年ごろまでにゼロにしようと、国際機関が動き出したからだ。船舶用エンジンメーカーが集積する兵庫県内でも、水素やアンモニアなど脱炭素の「代替燃料」に対応した製品開発が進む。造船などの17分野を重点支援する政府の施策も追い風に、各社は工場の拡張など設備投資にも注力する。(荻野俊太郎)
■国際機関、50年に排出ゼロ合意
見上げると3~4階建てビルのようだ。大型船向けのエンジンを得意とするジャパンエンジンコーポレーション(明石市)の本社工場で、高さ10メートルを超える大型の水素エンジンがひときわ存在感を放っていた。























