食感や風味を改良して発売する「ほぼカニ」の見本品=神戸市中央区港島中町6
食感や風味を改良して発売する「ほぼカニ」の見本品=神戸市中央区港島中町6

 カネテツデリカフーズ(神戸市東灘区)は、人気商品のカニ風味かまぼこ「ほぼカニ」を発売以来初めて大幅にリニューアルし、21日から販売する。「何本か分からないくらい試作品を食べた」(担当者)という試行錯誤を経て、風味と食感でさらに「カニ感」を増した。3月6日に創業100年を迎えるのに当たり、パワーアップした定番商品を投入する。

 「ほぼカニ」はカニの身の見た目や風味を本物そっくりに再現した練り製品。2014年3月に発売し、25年8月末時点で累計8800万パックを出荷している。22年には優れたネーミングに贈られる「日本ネーミング大賞」も受賞した。

 25年春ごろからリニューアル構想が動き出し、夏から本格的に開発を始めた。テーマは「カニ感アップ!」。一口目の風味が最後まで持続するよう、調味料の配合などを変更したほか、主原料のスケトウダラの加工方法も変えて、さらにほぐれやすい食感を生み出した。冷凍保存もできるという。

 エキスの微調整などはこれまでもしてきたが、担当者は「『聖域』をここまで変えたのは初めて。練り物を身近に感じて、また食べたいと思ってもらえるよう進化させた」と話す。

 72グラム入りで8~9本ほどが入る。参考価格328円(税別)。全国のスーパーや同社公式オンラインストアなどで販売する。(大盛周平)