神戸・六甲アイランドのホテル「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」を運営するホテルニューアワジ(洲本市)は、2019年から約10億円を投じた大規模改装が完了したと発表した。神戸空港の国際化によるインバウンド(訪日客)の増加など、経営環境は激変している。客室や温泉施設などをてこ入れし、立地に見合った高付加価値化を進める。
ホテルは1992年の開業で、地上21階建て、客室数は267室。2011年にニューアワジが運営を引き継いだ。12年以降、敷地内で温泉を掘削するなど2期にわたって設備の更新を進めており、総投資額は約20億円に上る。
今回は14~20階の中高層階にある全客室、116室を中心に改装した。神戸港に浮かぶ六甲アイランドの立地を生かし、港と市街地、六甲山を一望できる展望風呂付きの「クラブコーナービューバスツイン」(88平方メートル、2人1室で1人4万200円~)を新設した。
関西国際空港を利用し、ホテルに長期滞在するビジネス客向けに「クラブフロアプレミアツイン」(49平方メートル、同2万2600円~)も用意。ウオークインクローゼットとミニキッチンを備えている。大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を利用する家族向けには、8階の全19室について、靴を脱いでくつろげる仕様に変えた。
客室以外では倉庫を改装し、宿泊客だけが利用できる露天風呂付きプライベートサウナを開設した。定員4人で、料金は70分1万6500円(26年3月末まで9900円)、90分1万9800円(同1万3200円)。
神戸市内では「神戸須磨シーワールド」や「ジーライオンアリーナ神戸」など大型集客施設が開業し、神戸空港も国際化した。ニューアワジの木下学社長は「神戸観光は転換期を迎えた。この流れを生かし、選ばれるホテルとなって地域を活性化したい」と話した。
ホテルはJTB(東京)の子会社として開業。05年に米大手投資会社グループ、11年にニューアワジの傘下となった。(西井由比子)























